DX支援に関するよくある質問

DXの全社戦略はあるのですが、具体的に何から始めるべきか止まっています。

全社戦略が扱う「方向性」と、現場が動くための「具体的な検証」の間にはレイヤーの断絶があります。私たちは、抽象的な戦略を「誰のどの行動を変えるのか」「何ができるようになれば前進と言えるのか」という検証可能な問いに翻訳することから開始します。最初から完成形を描くのではなく、次の判断につながる最小限の論点を整理し、小さな検証を通じて段階的に具体化していきます。

既にITツールを導入していますが、現場に浸透していません。改善できますか?

可能です。多くの失敗は、業務プロセスの前提を見直さないままツールだけを導入し、現場の運用と乖離してしまうことに起因します。私たちは「IT施策」としてではなく「業務・組織・意思決定の変革プロジェクト」として捉え直し、ボトルネックを構造的に整理します。現場が「自分たちの仕事が楽になる」と実感できるフローを再設計した上で、定着まで伴走します。

既存事業の枠組みの中でのDXは、調整が難航しませんか?

既存事業におけるDXは、すでに動いている仕組みや評価軸があるため、新しい試みが例外として排除されやすい構造にあります。私たちは、既存のKPIや組織構造との整合性を整理しつつ、まずは「既存事業を強化する手段」として論点を整理します。失敗のリスクを過剰に意識しすぎず、かつ説明責任を果たせるような、現実的な検証ステップ(PoC)を設計します。

支援の範囲はどこまでですか?

戦略の解釈や課題の可視化といった「構想フェーズ」から、業務フローの「再設計」、ツール選定・システム開発などの「実行」、そして現場への「定着・改善」まで一貫して支援します。単なる計画策定や実行代行ではなく、クライアントと一緒に考え、一緒に動く「伴走型」の支援を基本としています。

他のコンサルティング会社やITベンダーとの違いは何ですか?

最大の違いは、「戦略を精査し、検証可能な形に落とし込めること」と「ビジネス・業務・技術を横断した判断ができること」です。戦略ファームのような提言で終わらず、SIerのようなツール導入を目的にもしません。CTO経験者などの上級アーキテクトが「その導入は本当に事業成果につながるのか」を常に問い直し、現場で機能する仕組みをスピーディに構築します。

PoC(実証実験)をやっても、その後の判断に繋がらないことが多いです。

PoCの設計段階で「何を判断したいか(Yes/Noのポイント)」が明確になっていないことが主な原因です。私たちはPoCを「成功させるためのもの」ではなく、「意思決定するためのもの」と定義します。検証範囲を最小限に絞り、その結果を受けて「継続するか、撤退するか、軌道修正するか」を明確に判断できる指標を事前に設計します。

社内にDXの専任担当者がいなくても大丈夫ですか?

問題ありません。兼務の担当者様やリソースが限られている前提で、プロジェクト推進を設計します。私たちがPMやエンジニアとしての機能を補完し、一人称で判断・実行・修正を回しながら、貴社のチームの一員として推進します。同時に、将来的には自律的に改善を回せるような体制構築(内製化・人材育成)も支援します。

支援をお引き受けできないケースはありますか?

本質的な変革につながらないため、以下のようなご依頼は原則としてお断りしています。

  • 「特定のツールを入れること」自体が目的化している案件
  • 戦略を疑い、業務プロセスや組織のあり方を変える意思がない場合
  • PoCの実施そのものをゴールとする取り組み
  • 現場や組織との合意形成を前提としない推進支援